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2026年02月22日

岐阜の総合建設業とは何か|公共工事・新築・再生建築を横断する”判断産業”の構造整理

岐阜の総合建設業とは何か|公共工事・新築・再生建築を横断する”判断産業”の構造整理

岐阜における総合建設業の役割と進化|つくる産業から判断を支える産業へ

本記事は、岐阜を拠点に建設・建築を横断的に扱う総合建設企業という立場から、「総合建設業とは何か」を歴史・制度・経済構造の観点で整理する記事です。個別の工事論ではなく、岐阜で建設の意思決定がどのように構造化されているかを明らかにします。

岐阜における総合建設業とは、公共工事・民間新築・再生建築を分断せず、地域の建物に関する投資・維持・再編の判断を統合的に支える”意思決定産業”である。


なぜ「総合建設業とは何か」が分かりにくいのか

総合建設業という言葉は広く使われています。 しかし実際には、

  • ゼネコンのイメージ
  • 地元の建設会社のイメージ
  • 公共工事の会社という印象
  • 新築住宅を建てる会社という理解

が混在しています。 その結果、「何をしている会社なのか」が構造的に理解されにくい状態が続いています。

特に岐阜のような地域では、

  • 公共工事もある
  • 民間の工場や店舗もある
  • 住宅もある
  • 空き家・老朽建物も増えている

という複合環境にあるため、「総合」という言葉の意味がより曖昧になります。 この曖昧さを解消するには、歴史・制度・経済構造の順で整理する必要があります。


歴史から見る総合建設業の進化

日本の建設業は次の段階を経て進化してきました。

職人統合型(江戸期)

  • 棟梁中心
  • 設計と施工は未分化
  • 施主との信頼関係が判断軸

国家建設型(明治〜戦前)

  • 鉄道・港湾・官庁建築
  • 入札制度の確立
  • 「施工を統括する企業体」の誕生

巨大プロジェクト型(高度経済成長期)

  • 高速道路・新幹線
  • 元請一括管理体制
  • 大規模統合管理技術の確立

技術高度化型(1970〜80年代)

  • 超高層建築
  • 免震・制振技術
  • 品質管理の高度化

経営統合型(平成期)

  • PPP/PFI
  • 公共依存からの転換
  • 「つくる」から「運営」へ

再生・判断支援型(令和期)

  • 人口減少
  • 空き家増加
  • 既存ストック活用
  • 投資対効果判断

この流れを見ると明確です。 総合建設業は、施工請負業から、社会課題に応じて進化する”判断統合産業”へと変化してきたのです。


経済構造から見る総合建設業

日本の建設投資は約75兆円規模で推移しています。 重要なのはその内訳です。

  • 住宅
  • 非住宅(工場・店舗・事務所)
  • 公共土木
  • 改修・補修(再生)

特に改修・補修は独立市場として大きな規模を持ち始めています。

これは何を意味するか。 建設需要が「新築中心」から「再生を含むストック活用」へ移行しているということです。

さらに、

  • 人手不足(就業者減少)
  • 労務費上昇
  • 資材価格変動

といった供給制約が加わり、単に工事を受けるだけでは成り立ちません。 ここで必要になるのが、

  • つくるか
  • 直すか
  • 壊すか
  • 活かすか

を整理できる存在です。


岐阜という地域文脈

岐阜の住宅・空き家・着工状況を見ると、岐阜には次のような特徴があります。

  • 持家比率が高い
  • 一戸建て中心
  • 空き家率が上昇傾向
  • 住宅規模が比較的大きい

これはつまり、「建替え一択」でも「全面再生一択」でもない地域だということです。

例えば、

  • 大きすぎる住宅の減築
  • 用途変更
  • 耐震+断熱の部分再生
  • 公共と民間の併存エリア

など、判断の幅が広い。 ここで求められるのは施工力だけではありません。

  • 現況診断
  • 制度理解
  • 投資対効果の整理
  • 長期維持戦略

を統合できる力です。 これが岐阜における総合建設業の進化形になります。


総合建設業の本質は「統合」にある

総合建設業を単純化すると、「設計+施工」と理解されがちです。 しかし実際は、

  • 構想整理
  • 法規確認
  • コスト管理
  • 工程管理
  • 品質保証
  • リスク調整
  • 近隣対応
  • 補助制度活用

を横断しています。

特に再生局面では、

  • 既存不適格
  • 耐震基準
  • 省エネ基準
  • 用途変更手続き

などが絡み、判断はより複雑になります。 この複雑性を分解し、再統合する役割こそが総合建設業の核心です。


公共工事・民間新築・再生建築は分断できない

岐阜では、

  • 公共工事で地域基盤を支える
  • 民間新築で産業活動を支える
  • 既存建物の再生で地域ストックを維持する

という三層が同時に存在します。

これを別々の業種と見るのではなく、「地域の建物をどう最適化するか」という一つの問いに対する異なる局面と捉えると、総合建設業の役割が明確になります。

つまり、

  • 公共 = 社会基盤の維持
  • 新築 = 機能創出
  • 再生 = 価値の再編集

という構造です。


総合建設業は”技術業”ではなく”判断業”へ

歴史・経済・地域統計を統合すると、結論は一つに収束します。

総合建設業は、技術提供業でも施工請負業でもなく、建物に関する意思決定を支える産業へ進化しています。

特に令和期は、

  • 人口減少
  • 既存ストック増加
  • 投資慎重化
  • コスト上昇

が同時に進行しています。

この環境では、「何をつくるか」よりも「どう判断するか」の比重が高まります。


本記事の位置づけ

本記事は、個別の工事方法や費用、比較を扱うものではありません。

本記事の役割は、

  • 総合建設業とは何か
  • なぜ再生が重要なのか
  • なぜ岐阜では統合判断が必要なのか

という”全体構造”を明らかにすることです。 個別の論点(費用、構造別、制度、地域別など)は、ここから枝分かれします。


まとめ

岐阜における総合建設業は、公共工事を担う会社でも、住宅を建てる会社でも、改修をする会社でもありません。

それらを横断し、地域の建物に関する投資・再編・延命・維持の判断を統合する存在です。

建設とは”つくる行為”ではなく、”地域の資産をどう扱うかという判断行為”に近づいています。 総合建設業の本質は、その判断構造を整理し、統合することにあります。


関連記事

このテーマについては、判断の切り口ごとに考え方が分かれます。以下では、総合建設業を考えるうえで代表的な視点を整理しています。

👉 建替えと再生の判断軸
👉  総合建設業と公共工事の関係
👉 事業用建替え判断
👉 総合建設業と設計施工判断
👉 岐阜における建設投資の現状

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